2011年4月1日金曜日

山高帽 (Bowler Hat :ボーラーハット)


山高帽とは堅く加工したフェルト製の帽子で、半球型のクラウン(帽子の山の部分)と巻き上がったブリム(帽子のつばの部分、ブリムが平らなものもある)が特徴です。 後にレスター卿となるトーマス・コークのために1850年にイギリスで初めて作られました。ロンドン・セントジェームス街の帽子商James and George Lockは、顧客であるトーマス・コークが馬上で低木枝から頭部を保護できるような堅い帽子をデザインして帽子製造業者ウィリアム・ボーラー(William Bowler)に依頼しました。



帽子の内側は丁寧な仕上げです。
ロックは、その帽子を顧客の名に因んでコークハット(Coke Hat)と呼ぶように主張したためコークハットとボーラーハットの名称が混在する時期がありましたが、帽子の形状がボウルBowl)を連想させたためウィリアム・ボーラーに因んだボーラーの名称が定着しました。上流階級が被るシルクハットと労働者階級が被るフェルト製ソフトハットの中間的な帽子として、19世紀末にイギリスで人気がピークに達しました。その後、チャーリー・チャップリン等の映画の登場人物や多数の著名人に愛用されたこともあり世界中に普及しましたが、イギリスでは1960年頃には廃れてしまいました。現在は、世界中で伝統を重んじる保守層や新たな若者層などに支持されています。(Wikipedia)

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